埼玉県の蕎麦屋さん達が何故ブログを始めたのか。

読者の皆様、こんにちは！

この共同ブログを開設して三か月が経ちました。

ミーティングで「このブログを始めた理由の説明があった方が良いよね」という話しがあったので、代表して書かせて頂きます。

蕎麦屋とブログ

このブログのライターの何人かは、以前から個人のブログを書いています。

その理由は個人の店舗や、店主の情報発信です。

「今日はこんなお客様・新しい食材・知識や技術との出会いがありました」

「勉強になる集まりに出席して、得てきた事を自分の店に活かしたい」

「専門職だからこそ、皆さんにコッソリ教えます」

「面白そうなイベントやります！皆さんも是非来てください！」

などなど。いろんな情報が個性を発揮して書かれています。

 

 

読者の皆様は、埼玉県麺業組合という組織をご存知でしょうか？

正式名称は「埼玉県麺類業生活衛生同業組合」といいます。（長いですね汗）

簡単に言えば蕎麦・うどんを生業とする個人事業者の組合です。

もともと、このブログを始めた仲間はその組合に属し、運営に携わっているグループです。

もちろんこのライターだけで運営している訳ではありませんが、組合を代表してブログのライターを務めさせていただいています。今後も新しいライターが増えるかもしれません。

 

一口に蕎麦屋の集まりと言っても、いろんな形態、いろんな店主の考えが交わっています。

例えば、「手打ち」なのか「機械打ち」なのか。

「高級店」なのか「デイリー」なのか。

「出前できます！」「予約のみ！」はたまた「大人数の宴会も大丈夫です」、「居酒屋のように使ってください」、「うちは定食もあるよ」、「自家製粉で提供します」、「いやいや無農薬自家栽培ですよ」などなど。

様々なお店が集い、それぞれ思い思いの仕事や経験、知識が聞けたり意見交換できる場所です。

 

本題の「何故共同ブログを始めたのか」

個人でブログを書いている仲間にしてみれば、「情報発信」は当たり前の時代。

それに対し、一つの組織（会社や店舗と考えた場合）である組合が情報発信をしていないのはどうなのか。

麺類組合ってどのくらいの認知度なんだろう。どんな活動してるのか皆さん知ってるのかな？

認知されてなければ意味が無い、それは存在価値が無いという事。

「じゃあ、皆で発信したらどうなの？」

「僕でよければ、レクチャーできますよ！」

「こんな情報なら喜んでもらえるかも！」

それだ！やってみようよ！

 

小さな事でも、ちょっとした会話から、皆が問題に向き合い一瞬でも一致団結した時、大きなエネルギーを産む。そんな感じがしました。

「チーム」で何かを生み出す。

仲の良い友達の間でも、会社、大小問わず個人店、また家族でも。人が集まれば組織であってチームなんだなと思います。

 

いろいろな組織や地域、店舗で後継者不足が問題になっている今、継承するには若い人たちが不可欠です。

その人達に知ってもらい、その人達が輝けるような場所を作れれば、少しはその問題も解消できるのではないかと思います。

 

これからの活動

昨今、組織に属さない個人店でも地域のネットワークが重視されてきています。

大手チェーン店の進出や、大型ショッピングモールなど個人店には到底太刀打ちできない世の中になる中で、方向性や危機感、気が合う、また意識の高い同業者や個人経営者の集まりが業種を問わず、SNSなどを通じグループを作られてきていると感じます。

私達の組合も同じ気持ちでいますので、是非このような場をうまく使っていただけたら。

著名人を招いての勉強会、東日本大震災での炊き出しなど、個々の組合員のアイデアで実現しました。個人では出来ない事が経験できたのはこのような組織があったからこそだと思います。

全国規模の組織なので、各都道府県で活躍されている同業者とも交流できます。

現在埼玉県では「蕎麦屋」が中心の組合ですが、他の都道府県のように「うどん店」や「ラーメン店」専門の方でも活動できる組織になれば、また面白いイベントができるのでは。と考えています。

業界の発展や文化の継承。

いろんな業界とのコラボレーション。

さらには世界へ。次世代がそんな夢を描けるような場所になったら嬉しいです。

 

ライター紹介

各ライターの自己紹介のページです。（投稿順。また新しいライターが加わった時には追加します）

• 蕨東口すがや　「石上　晶太」
• さいたま新都心　吉敷末広　「濱口　誠」
• 越谷　朝日屋　「岡田　博義」
• 川越　そば御膳むさしや　「松本　英利」
• 白岡　そば処更科　「東川　勲」
• 大宮　満留賀　「羽田野　慎一」

 - ライター自己紹介, 組合・活動報告