東京築地、市場や地元の皆さんに愛される人気の蕎麦屋。長生庵さん

      2017/01/21

 

読者の皆さん、こんにちは!

先日築地に行く予定があり、前日に蕎麦屋さんを検索していたら「この店、絶対良い店だ!」とビビッ!ときたので久しぶりに「蕎麦屋さんレビュー」を投稿します!

 

 

雲ひとつない、冬晴れの良い天気。

東京メトロ日比谷線「築地駅」から築地本願寺の前に出たのはお昼時を少し過ぎた13時。

 

しばらくぶりの築地でしたがツアー客や国外の皆さんで相変わらず賑わっています。

築地に来ると毎回「お寿司屋さん」に行ってしまうミーハーな僕ですが、今日はちょっと違いますよ。

 

「日本の食の台所」と謳われる築地だからこそ。新鮮さはもちろん食材を活かした料理で切磋琢磨するお店が軒を連ねる場所でもあります。そんな築地で繁盛しているお蕎麦屋さんに一直線です。

築地場外の看板の交差点、「築地四丁目」を勝どき橋方面に。

※お店までの道順をわかりやすく写真で説明しようとしたのですが、カメラの設定ミスで写真が使えないという失態をお許しください。素直にスマホで撮っていれば良かったです。代わりにGoogleストリートビューで。

 

場外の通りを覗くとたくさんの人がごった返していました。行列ができている店もちらほら。

・・ちょっと気になるけど、もうお腹が空いているので立ち止まりません。

晴海通りに面する道、三本目。

地図ではこの辺なんだけど・・あ!看板発見!

ってお店が見つからないです。

 

お店はビルの一階なのですが、一番奥まった場所です。なるほど。これは一見の観光客の皆さんは気づきにくいですね。

このビルの左右両方から入れますよ。

 

少しわかりにくくて申し訳ないですが、自転車の置いてある細い路地をビルに沿って行きます。

築地の隠れ家的蕎麦屋 長生庵さん

 

入り口には主だった日本酒のサンプルや空き瓶の数々。人気のお店の雰囲気が漂います。

お客様が並ばれていましたが、回転も速いようで程なくして店内に。

外で待っている間にブログの許可を得ておきました。

 

こじんまりとした店内ではお客様の皆さんがそれぞれ食事の時間を楽しんでいます。

談笑しながら蕎麦を食べるスーツ姿の人達。

「ここのカレー蕎麦がさ!」と熱弁する若者のグループ。

勢いよく大きなどんぶりの蕎麦をすすり、颯爽と帰っていく市場関係らしき人。

笑顔で穏やかに食事をする老夫婦。

一人で昼酒をゆっくり楽しむ人。

 

様々なお客様を迎えながらも自然体の店員さん達。

あ、お客様も自然体なのかも知れないですね。一体感というかその店の空気感というのか、その場の皆が自然体な感じ。

懐が深いお店だな~と感慨に耽ります。「蕎麦屋」ってこうありたい。と思わされました。

 

メニューブックや壁のお品書きを眺めながら、海鮮の食材が普通の蕎麦屋さん以上にあることが窺えます。

もちろん、青果や珍味なども。築地って感じだな~。

今日のお目当てはその海鮮の天ぷらたち。

WEBでは長生庵さんの口コミやブログが多く書かれていますが皆さん絶賛されています。

穴子、牡蠣、そしてたらこの天ぷらを注文。

今日は白子は売り切れのようです。残念。。

ビールのお通しは「自家製子持ち昆布」!手間暇かけてますね!

長生庵さんの夜の営業は予約しないと入れない事が珍しくないそうです。

とあるブログや口コミを拝見したところ、日本酒も飲み放題で季節の食材をふんだんに使った料理が楽しめる様子が。

そのコースの一部、旬の食材を使ったお酒のアテやこのお店の一押し「本マグロ」の刺身、うなぎや松茸、白子の茶わん蒸し、チーズなどを使った創作料理、焼き物や天ぷらも。締めの蕎麦は追加もOK!

 

凄すぎる・・

蕎麦屋の域を超えています。夜の予約が取れない理由がわかります。

 

お店は忙しそうですが、すぐに天ぷらたちが来ました!

牡蠣の天ぷら

 

穴子の天ぷら

 

たらこの天ぷら

一口食べて驚きます!噂どおりの天ぷらです!

素材に文句つける必要がないのは百も承知ですが、上質な胡麻油の香ばしさ。衣のバランス。素晴らしいの一言です!

酒のアテにもご飯に、もちろん蕎麦にも合いそうな天ぷら。久しぶりにこんなに美味しい天ぷらをいただきました。天ぷら専門店以上に美味しいです。たらこの天ぷらなんて初めて食べましたが、間違いなくお酒が進みますよ。

「どんな油や小麦粉を使ってるんだろう」「どんな方が揚げているんだろう」すごく気になります。次回に行った時にさりげなく聞いてみますね笑

 

天ぷらを一通り楽しんだ頃には、周りのお客様も入れ替わっています。

「回転早いなあ」きっと仕事の効率がいいのでしょうね。それも是非勉強させていただきたいです。

 

テーブルの調味料を見ると見たこともない物が・・

ミルに入っている見たこともない丸い物。

茶色の液体。この香りは胡麻油。写真右端。何に使うのだろうと店員さんに聞くと、

「ミルのものは七味唐辛子です」「胡麻油はシラス丼にかけて召し上がってもらうためですよ」とのこと。

 

さすが築地。見たこともない食材発見。イタリアンとかだとオリーブオイルを使ったりするなと、考えていると予定していなかったシラス丼が無性に食べたくなってしまいます。

 

なので「シラス丼と蕎麦のセット」を注文。

今回は助っ人と一緒でしたので助っ人は高田純次さんの番組で紹介された「かき揚げせいろ」です。

 

長生庵さんはメディアにもたくさん紹介されているようで、検索するとマツコデラックスさんの番組や、アド街ックなどにも引っ張りだこなんですね。

それでも観光客ではなく地元の皆さんがお客様というのが良い店の証拠なのだと思います。

 

「お待ちどう様でした」と運ばれてきたシラス丼セットに驚愕!!

「丼がでかい!!」

さらにはシラスの量も半端ないです驚。ご飯の上に「これでもか!」というほど。

マグロの漬け、温泉卵・・お蕎麦も付いてこれでこの金額はリーズナブル過ぎます。

助っ人の「かき揚げせいろ」もでかい!

出汁がかき揚げに吸われてしまうのを見越して「お汁が足りなくなったらこちらを足してください」(湯桶)と、また気が利いています。

 

コース料理や天ぷらに惹かれて選んだ今回の蕎麦活でしたが、普通にお昼ご飯としての蕎麦屋さんで十分魅力的なんですね。

 

さっそく胡麻油をたらり・・

「あ・・!これいい!」

香ばしさとコクがシラスの風味とマッチング!

長生庵さん、凄いです。

温泉卵を混ぜてさらにまろやかに・・

 

かき揚げせいろもとても美味しいです。お出汁を吸った衣と海老や野菜達。胡麻油の風味でがっつり食べた満足感でいっぱいになります。

蕎麦は細打ちでもコシがあり、そばつゆは濃いめの江戸前です。

次回築地に来たときは間違いなく再訪です。夜のコースに行ってみたいですね。

とても勉強になり繁盛のヒントをたくさんもらえ、また幸せなひと時でした。ごちそうさまでした。

 

築地 長生庵

Rettyのページには詳しい口コミがたくさん載っています。

https://retty.me/area/PRE13/ARE2/SUB204/100000052447/

また、Twitterで旬の食材や新メニューの情報も。

この記事を書いた人

松本 英利そば御膳 むさしや  店長
埼玉県川越市の郊外で両親が創業した蕎麦屋を営んでいます。

料理人の気持ちのこもったお店や料理を探す、食べ歩きが大好きです。

ヒトサラのページ
http://hitosara.com/0002100566/

Facebookのページ
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