節分蕎麦は如何でしょうか?

      2019/06/13

植原路郎著『そば辞典』より
節切りにあっては立春が年初となる。四柱推命や風水などでは、節分までは前年に属し、
立春をもって年が改まるとしているものが多い。
節分の豆撒きは立春を年初として、新しい年の幸運を願っての昔からの習慣である。
すなわち節分は、『年越し』ととらえる。

この夜の清めの食として、
蕎麦を食べる習慣が、残っている処があります。
節分は、『おにやらい』(鬼遣)ともいい、
追儺と書き『ついな』と称える。
『儺』(おにやらい⇒鬼を追い払う[駆疫])の意であるので、
『追』の字をかぶせては重複文字であると思われるのだが、
慣習で残っている。

節分は、気候の移り変わる境目の事で、
立春・立夏・立秋・立冬、すべて節分の事だが、
一般に【節分】と言えば立春の前日を指す。
この日に一年の悪疫を払い、
悪鬼を散らすと言う思想は,中国から伝わった。
追儺の儀式が行われたのは、
8世紀初頭,文武天皇の時代,宮中に於いて、
12月晦日の夜、戌の刻(PM8:00-10:00)の(初更)に、
『なやろうびと』と呼ばれる役人達が、
当時悩まされていた流行病を払い、
悪鬼を退散させる儀式を勤めたのが最初であると言う。

この12月の晦日の行事が、
いつの頃からか立春の前日に行う清め事と重なり、
柊の枝に鰯の頭を刺して鬼払いのために門柱に立て、
豆撒きをし、蕎麦を食べる習慣になった様である。
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節分に向かって、蕎麦を手繰りましょう!
【恵方に向かって進めよすすれ、笑うそばから福来たる‼‼‼】
太巻きに願掛けし、恵方に向いていっき喰いもよろしいですが、
お好みの蕎麦をチョイスし、恵方に向いて願い事を思い浮かべながら、
一心不乱に蕎麦をすすってみるって言うのも如何でしょうか?!

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今年の恵方の方角は、【丙(ひのえ)の方角】 / 南微東
地図画像はコチラで作成
http://www.benricho.org/koyomi/map_ehoo/
節分の日には、お客様に恵方の方角をお知らせして見ては如何でしょうか?

我店、「そば うどん 朝日屋」でお蕎麦を食べる方は、
線路と平行に東京方面を向いて手繰りましょう♪

今年も一年、良い事が有りますように。

この記事を書いた人

岡田 博義
埼玉県越谷市で50年、親子二代で営業中。
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高校を卒業後「大阪 あべの 辻調理師専門学校」へ
調理師免許取得後、「朝日屋食堂」に就く。

30歳を目前に越谷蕎麦商組合青年会に入会。
その年の埼玉県麺業組合主催の【手打ち蕎麦・うどん技術講座】に参加。
これを機に、埼玉県麺業青年会の活動にも精力的に参加。
5期10年の副会長を経験し、第8代埼玉県麺業青年会会長を務めた。

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【そば うどん 朝日屋(二代目朝日屋三郎)】
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