食中毒の半分以上は、手洗いと加熱で防げます!食品衛生責任者講習にて

   

こんにちは、埼玉の蕎麦屋さんブログそば日和です!

 

そろそろ暑くなってきたので、これを気にし始めたお蕎麦屋さんも、いらっしゃるのではないでしょうか?

「食中毒」

飲食業をしていたらもちろんですが、一般家庭においても食中毒は出したくないところです。

 

食中毒とは?

ウイルスが付いた食材や細菌の繁殖した食材を気付かないで食べてしまった時に起きる、体調不良のことです。

腹痛、嘔吐、下痢などが基本的な症状で、潜伏期間や症状の度合いなどは、そのウイルスや細菌などにより変わるのですが、怖いのは気付かないで、お客様に提供してしまっている。ということです。

それはそうですよね。食材が変だと思ったら提供しません。それに気付くことが出来ないのが「食中毒」の怖いところだ!と説明していただき、大変勉強になりました。

 

どうしたら防げるのか?

ここが一番知りたいところだと思いますが、日本国内で最近起きている食中毒の半分以上が、カンピロバクターとノロウイルスの二種類です。つまりはこの2つを気にするだけで、かなりの食中毒は無くなるわけです!

そして、この2つはそれぞれ1つのポイントに気をつけるだけで防げるんです!

 

それは、

  1. きちんと加熱すること。
  2. 良く手を洗うこと。

 

たったこれだけ^^

 

カンピロバクター

主に鶏肉や家畜の糞に付いている細菌で、加熱することで死滅します。ですので、中心部までしっかりと加熱することで防げます。美味しいのですが、新鮮だと言ってささみを刺身で食べたりするのはやめておいた方が良いようです。
(僕も以前、鳥を丸ごと仕入れた時に、あまりに新鮮なのでささみを表面だけ霜降りして刺身で食べてしまったのですが、そういうことは食中毒という面から言うとアウト!です(笑))

ノロウィルス

冬に猛威をふるうウィルス。もともとは牡蠣などの2枚貝の体内に蓄積していて、加熱が不十分な物を食べると発症したりするそうです。また、食中毒もそうですが飛沫感染するので、家庭でもとても気をつけたいところです。ノロウイルスの発生件数は圧倒的に冬が多く、人から人への感染で発症してしまうことも注目です。先生によると、しっかりと手洗いするだけでほとんどが防げるということで、特に2回洗いすることをすすめられましたよ!

手の洗い方(厚生労働省PDF)

 

どうして食中毒を話題にしたのか?

もちろん季節的に「食中毒」を気にかけないといけない季節が近づいてきた。ということもありますが、私事ですが、営業許可の切替えが来たのでちょうど良いタイミングだと、責任者を父から僕に変更することにしたのです。

蕎麦屋さんの営業許可をもらう為には、食品衛生責任者。という資格が必要になるため、先日講習会に参加して食中毒について学び、これはこれからの季節、お蕎麦屋さんもそうでない方にも役に立つと思い書くことにしました!

 

 

食中毒についてまとめ

講習会で学んだことですが、ノロウィルスが猛威を振るうので、食中毒件数というのは冬が圧倒的に多いのですが、一年を通して一定数の食中毒というのは発生しているそうなので、我々お蕎麦屋さん、飲食業者さん、そしてご家庭でも美味しい食事で元気になるはずが、お腹が痛くなってしまった。ということにならないよう、

  1. しっかりと火を通す。
  2. 冬は2回手を洗う。

この2つを気にかけて美味しく元気に過ごしてくださいね^^

 

埼玉県の蕎麦屋さんブログそば日和でした!

この記事を書いた人

濱口 誠
さいたま市大宮区の「石臼挽き手打ちそば吉敷末広」店主です。自分でも蕎麦についてのサイト「ソバヤコム」を書いている関係から、組合のブログ活動にも参加させて頂くことになりました。
特に健康と蕎麦の観点から、お役に立てるお話をご紹介していきたいと思います!
応援よろしくお願いいたします^^

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