埼玉県川越市「国の登録有形文化財」建築のお蕎麦屋さん!

      2016/05/14

読者の皆さん、こんにちは!

先月の事ですが、桜が満開だと聞いて川越の桜巡りをしたあとに蕎麦が食べたくなったので、ふと思い浮かんだお店に行ってきました。

 

そのお店は『看板建築』といって、大正時代~昭和初期にかけて流行した洋風意匠を施した銅版張りの建物で、多彩な様式を巧みにまとめあげられ「再現することが容易でない」という理由から、国の登録有形文化財に指定されています。

【手打ちそば 百丈】さん

川越市役所の交差点にあります。川越には蕎麦屋さんが多いですが人気店の一軒です。

こちらのお店は今年初めに先代から引き継ぎ、二代目が切り盛りしています。

先代の時に行ったことはあったのですが二代目に代わってからは今回が初めて。

 

いわゆる脱サラからスタートした先代は絵にかいたような生真面目さで、とてもこだわりがある方です。会津のお蕎麦屋さんで修業した後、奥様の地元である川越で開業されました。

昨年末にお会いした時に、「今度はモンゴルでボランティアがしたいんだ!」と楽しそうに話されていました。

サラリーマンから蕎麦屋に転身、また今度は海外だなんてエネルギッシュですね!

 

二代目はとても温厚で思慮深く、先代に負けないくらい真面目な方です。

どんな蕎麦がいただけるのでしょう(^^)

 

暖簾をくぐり、扉を開けようとしたら、すでに店内で待ちのお客様が。

ちょうどお昼時なので自分の後にもどんどん並びます。

 

席が空くのを待ちながら展示品やお知らせをパチリ。

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蕎麦粉は一貫して会津産の蕎麦粉のようです。

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仕事が的確だからでしょうか。それほど待たないで席に着きました。

メニューと睨めっこをしている自分は気が付かなかったのですが、一緒に行った方が、

「みんな(他のお客さん)美味しそうなのを食べてるけど、メニューに無さそうだよね?」と。

 

あ、そういえば以前に二代目が限定ランチを始めたと言っていたのを思い出しました。

店員さんに伺ったところ、

「今日はもう売り切れなんです。なので限定メニューのお品書きは仕舞いました。」

開店早々限定ランチが売り切れです。さすが川越を代表する繁盛店ですね!

 

注文は青豆豆腐、ニシン棒炊き、鴨焼きに天せいろ!

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濃厚な青大豆の豆腐と、丁寧に炊かれたニシン。

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これまた肉厚で、焼き加減も絶妙な鴨焼き!

お酒が飲みたくなりますね・・・

焼き塩もいい具合に鴨の味を引き立てます。

おひとり様でもこの量と金額なら、かなりの良コストパフォーマンスなので飲む方には是非お勧めしたいです。自分だったらこれで二合はいけちゃいます(^_^;)

ノンアルコールもあって蕎麦前はぺろりと平らげ、いよいよ本命。

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やっぱりこれです!「天せいろ」!

海老が2本も。

蕎麦もツヤツヤです。

驚いたのはそばつゆ。一口含むと濃厚なお出汁の香りと旨味!

ここまで濃厚なのは焼き節だろうと予想したのですが、後日聞いたらそうではなかったというオチでした(^_^;)

蕎麦も、汁もしっかり勉強されていて、先代をすでに超えているのかも知れませんね。

心が籠ったお蕎麦、本当に美味しかったです。ご馳走様でした。

 

小ネタですが、百丈さんの店内やホームページのイラストは女将さんのオリジナルなんですよ!

手打ちそば 百丈さんのページ

 

この記事を書いた人

松本 英利そば御膳 むさしや  店長
埼玉県川越市の郊外で両親が創業した蕎麦屋を営んでいます。

料理人の気持ちのこもったお店や料理を探す、食べ歩きが大好きです。

ヒトサラのページ
http://hitosara.com/0002100566/

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