蕎麦屋なら知っておこう!【そばアレルギー】のお話

   

そばアレルギー

お蕎麦は美味しい食べ物ですが、残念ながらアレルギーを引き起こす食材でもあります。

アレルギーは一歩間違えれば、最悪の場合、死に至る危険性も。

アレルギー食物を扱っているお蕎麦屋さんである限り、お蕎麦のアレルギーに関しても、ぜひ知識を深めておきましょう!

 

そもそもアレルギーって?

アレルギー(独: Allergie)とは、免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こることをいう。

免疫反応は、外来の異物(抗原)を排除するために働く、生体にとって不可欠な生理機能である。

語源はギリシア語のallos(変わる)とergon(力、反応)を組み合わせた造語で、疫を免れるはずの免疫反応が有害な反応に変わるという意味である。

アレルギーが起こる原因は解明されていないが、生活環境のほか、抗原に対する過剰な曝露、遺伝などが原因ではないかと考えられている。

なお、アレルギーを引き起こす環境由来抗原を特にアレルゲンと呼ぶ。

最近では先進国で患者が急増しており、日本における診療科目・標榜科のひとつとしてアレルギーを専門とするアレルギー科がある。

喘息をはじめとするアレルギーの治療に関して、欧米の医師と日本の医師との認識の違いの大きさを指摘し、改善可能な点が多々残されていると主張する医師もいる。

引用:Wikipedia

Wikipedia先生から引用してきましたが、アレルギーを簡単に説明しますと、、、

「アレルゲン」と呼ばれる物質(食べ物や花粉、チリやホコリなど)が体内に入った時に、過剰な免疫力が働いて、体に害を及ぼすこと

先天的に遺伝子によって生まれ持ったものもあれば、後天的に普段の生活の中でアレルギーにかかってしまうこともあるようです。

春に流行する花粉症が、アレルギーとしては一番わかり易い例かもしれませんね。

 

そばアレルギーとはどんなもの?

では実際に、「そばアレルギー」ってどんなものなのでしょうか。

その前に食物アレルギーについて知っておきましょう。

食物アレルギー

食物アレルギー(しょくもつアレルギー)は、原因食物を摂取した後に免疫学的機序を介して起こる生体にとって不利益な症状(皮膚、粘膜、消化器、呼吸器、アナフィラキシー反応など)と定義されている。

引用:Wikipedia

そばアレルギーは食物アレルギーの一種です。

お蕎麦を食べることはもちろん、空気中に舞った蕎麦粉を吸うだけでもアレルギー反応を引き起こすこともあります。

蕎麦アレルギーは、食物アレルギーの中でも特にアレルギー反応を引き起こす可能性が高い食物であり、少量を摂取するだけでも命に関わる危険な症状になることもあるため、注意が必要です。

 

そばアレルギーの症状とは?

皮膚症状

かゆみ、じんましん、皮膚の腫れ、皮膚の赤み、湿疹など

粘膜症状

目の充血、くしゃみ、鼻汁、舌の違和感、のどのかゆみなど

消化器症状

腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、血便など  呼吸器症状  喘息、呼吸困難など

全身性症状

アナフィラキシー、アナフィラキシーショック(意識障害、血圧低下)など

個人によってアレルギーの差があったりもしますが、そばアレルギーの症状は軽いものから重症なものまで様々。

特にアナフィラキシーショックは死に至る危険性があるため、自分がそばアレルギーと知らずに摂取してしまった場合が恐ろしいです。

 

何でそばアレルギーになってしまうの?

遺伝的なもので生まれつきだったり、普段の生活の中で特にそばに対する免疫力が強くなってしまったりと、、、具体的には判明していません。

自分、または子供がそばアレルギーかどうか調べるには、医療機関でアレルギー検査をする必要があります。

血液検査をして、およそ1週間くらいで判明するようです。

特に小さな子供に関しては、食べてみて発覚するという事例がほとんど。

蕎麦がアレルギー物質と知らずに大量に食べさせてしまい、ショックで亡くなってしまうということも過去にはあったそうです。

蕎麦に限らず、アレルギーを持つ食物を与える際には、細心の注意が必要ですね。

 

そばアレルギーのまとめ

そもそも、「自分がそばアレルギー」とわかっているお客さんは、お蕎麦屋さんに足を運ぶことは無いと思います ^^;

しかし、蕎麦打ちをした後の衣類や、蕎麦を触った後の手にも、蕎麦の成分はしっかりと付着しています。

そんな時にそばアレルギーの人に接触してしまうと、相手に辛い思いをさせてしまう可能性もあります。

蕎麦を扱っている以上、蕎麦はアレルギーの原因であるアレルゲンを持った危険な物質であるということも認識していないといけませんね。

美味しいお蕎麦を提供することも大事ですが、そんなアレルギーの知識もぜひ知っておきましょう!!

 

今回、この記事を書くにあたり、こちらのサイトを参考にさせて頂きました。
こそだてハック

 

この記事を書いた人

石上 晶太蕨東口すがや 店主
【うなぎと定食】蕨東口すがやの三代目店主
※残念ながら蕎麦の販売はしておりません

■20代前半:広告代理店にて、広告提案やWEB制作を担当
■20代後半:居酒屋・焼肉屋・ダイニングバーなどで修行
■2010年から家業の店舗を継いで、現在に至る

趣味:カメラ・デジタル小物いじり
特技:関節をパキパキ鳴らす

ブログも張り切って更新中!
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