やはり蕎麦には歴史アリ!蕎麦に関することわざのまとめ

   

蕎麦のブログを初めて早一ヶ月。

ブログをやってみるとわかると思いますが、ある程度記事を書き続けると、ネタに困ってくるのです 笑

 

最初のうちは色んな記事ネタを思い浮かんでは吐き出していけるのです、、、

が、段々と回数が増えるに連れて、どんどん書くことがなくなってくる!

 

そこでありとあらゆる手段を使って調べてみると、意外なところにネタが落ちていたりします。

 

で、今回ふと思って調べてみたのが、

蕎麦に関する諺(ことわざ)

 

諺というのは御存知の通り、昔の人が自然のものを例えに、普段の生活の戒めや注意事項などをまとめたものです。

植物としての蕎麦は古来より作られてきたものなので、調べていくとやはり諺になぞられたものが多く存在していました。

 

なので、今日は蕎麦に関することわざを幾つかご紹介していきたいと思います ^^

 

蕎麦と諺

 

親ばかちゃんりん、そば屋の風鈴

子供を可愛がる、親ばかな様子を揶揄した言葉。

江戸時代、多くの屋台そば屋が乱立する中、不衛生なそば屋(夜鷹蕎麦と言われていたそう)と区別するために屋台の四隅に風鈴を付けて呼びこみをしていたそうです。

冬の時期でも風鈴を鳴らしていて、そのとんちんかんな姿が、子を溺愛する親ばかと似ているということで、そば屋の風鈴=親ばかと繋がったそうです。

でも、お客さんの呼びこみを風鈴の音でしていたなんて、風情がありますよね。

年中、店先に風鈴を飾っている店舗がもしあれば、その時の名残を店主が粋に継いでいるのかもしれませんね。

 

うどん・蕎麦より、かかあのそば

女房の側にいるのが、気楽で良いという意味。

諺というよりも、韻を踏んだ言葉遊び的なところがありますが、、、愛を感じますね 笑

 

蕎麦の豊作は大雪

言葉通りの、天気に関することわざ。

しかし蕎麦は夏に寒冷地で育つ植物なので、ある種の予言だったりするそうです。

また、蕎麦が豊作になった時、白い花が畑一面を埋め尽くすことから、その様子を表現したという説もあるそうです。

科学的に調べると本当にあるかもしれませんが、昔の人の表現がオシャレですね!

 

蕎麦とお化けはこわいもの

蕎麦は柔らかいよりも固いほうが良いといった表現。

「こわい」というのは「強い」と書いて、「固い」という意味のようです。

固いと怖いを掛けた言葉遊びの一種のようです。

ちなみに、赤飯を「おこわ」と言いますが、これは「こわめし(強飯)」を丁寧に行った言葉だそうです。

もち米を炊いた固めのご飯のことを「おこわ」と言うんですね!(こっちの方が勉強になった感が 笑)

 

 

と、いくつか紹介させていただきましたが、まだまだまだ蕎麦に関する諺や慣用句は存在するようです。

 

こういった知識を入れて蕎麦を頂くと、昔の人がどんな気持ちで蕎麦を食べていたか、想像が膨らみそうですね!

 

この記事を書いた人

石上 晶太蕨東口すがや 店主
【うなぎと定食】蕨東口すがやの三代目店主
※残念ながら蕎麦の販売はしておりません

■20代前半:広告代理店にて、広告提案やWEB制作を担当
■20代後半:居酒屋・焼肉屋・ダイニングバーなどで修行
■2010年から家業の店舗を継いで、現在に至る

趣味:カメラ・デジタル小物いじり
特技:関節をパキパキ鳴らす

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