蕎麦食いの街「足利」・新進気鋭の蕎麦屋さん「蕎麦切り 稲おか」
2017/04/01
読者の皆さん、こんにちは!
足利そば巡りの旅も大詰めです。
もっと大食いでお金持ちだったら、あと何店舗か回れたのかもしれません笑
第二部があれば、また他のお店を食べ歩いてみたいと思います。
前回の喜八さんを後にし、再び足利市内に向かいます。
途中に何軒か足利で有名な蕎麦屋さんの前を通り過ぎるのですが・・
「ええ~っ?!」
ラーメン屋さんよろしく並んでる!
しかも、一人二人ではないです。車からでしたので数えた訳ではないですが、確実に10名以上は待っています。
確かにお昼時の12時半ばなのですが・・自分の近所ではなかなか見れない光景でした。
観光地やイベントの日、はたまた大晦日じゃあるまいし。普通の平日ですよ。毎日こんな感じなのかな?
実はお題にしている「蕎麦食いの街」
この光景から来ています。
チェーン店やコンビニのそばを選択せず、住民の皆さんはそれぞれ自分の好みに合う個人のお蕎麦屋さん(ここでは「推し麺(メン)」と呼ばせて頂きます。アイドル好きな方、すいません)を競い合うような様子。
なかなか見れない光景ではないのかと思います。
個人のお店はチェーン店と違い、店主の「色」が出ます。
チェーン店は「看板」を掲げたら、その看板に偽りがないように味・雰囲気・金額を総て揃える事での「安心感」を売りにします。
「看板」=「安心感」
安心だけど、何かドキドキやワクワクが薄れてしまうと思います。
食事の時の楽しみが一つ無くなってしまうような感じです。
個人店では上に挙げた味・雰囲気・金額に加え、その店の想いや歴史。得意な分野。店主の趣味嗜好が色濃く出ます。
京都の料亭のような店、自然に囲まれた一軒家、お洒落なカフェ風、古民家調、大衆的な雰囲気。
蕎麦なら、麺の量だったり、お汁の濃い薄い、堅さや太さ。粗挽き、さらしななど。
また、趣味が高じるとそれに関する品々を並べたり。
店舗ごとに違いがたくさんありますよね。
それらを踏まえて「推し麺」の蕎麦屋さんに並んででも食べる足利の皆さんに敬意を表して「蕎麦食いの街」とさせていただいたのです。
前口上が長くなりました。
目的のお店は足利アピタの南に一つ行った交差点、朝倉町交差点を西に曲がってすぐ。
やまぶき色の幟が目印です。
「足利 蕎麦切り 稲おか」
到着は正午20分過ぎ。お昼時まっただ中。
「良かった!一台だけ停められる!」運が良かったです。
その後、次から次へと車が入ってきます。
停められなくて諦めて行く人。無理やり狭い場所に駐車する人。
時間をずらして来た方が良かったなあ、と思いつつ店内へ。
駐車場だけでなく店内でもお待ちのお客様!
いいですね~!多くのお客様が常連さんの様子で、お会計後に厨房に一声かけて帰られます。
「いや~。今日のそばもほんと美味しかったよ!」
「大将、ごちそうさまでした~!」
待ちながら「推し麺」って感じを味わいます。
こちらのお店、開店して2年なのですがこの盛況ぶり。
稲おかさんの周辺は有名店が多い激戦区。にもかかわらず。
「足利」って街はいったいどうなってるんだ??お昼はみんな蕎麦を食べるのかな?と想像してしまうぐらい。
こちらの店主の修行先は前回の「喜八」さん。若い経営者の元でいろんな経験を積んできたことと思います。
そんな稲おかさんのお店のコンセプトは「地元有機野菜を使った、素材を明確にした手打ち蕎麦専門店」
ネットでの口コミを見ると「季節の野菜天せいろ」のお話がたくさん見受けられますよ。
カウンターの席に通されると厨房が覗けます。
次々と通るオーダーを聞きながら、手際よく調理をする背中を見て「頑張ってますね!」と心の中で応援します。(忙しい時に来てしまってごめんなさい)
メニューを拝見しますと「コンセプト」通りの表紙。
しっかりこだわって良い素材を使ってます!
ただ「高い物」を使うのではなくとても勉強されてるな~。
今回は飲めませんが、お酒やおつまみも豊富で夜に来たら絶対カウンターで長居してしまうだろうと妄想してしまいます。
季節の野菜天せいろを目的に来たのですが・・前日のお酒と直前の蕎麦でお腹が本調子じゃないのが悔やまれますね・・
今回は断念して大根のアミラーゼで消化を促そう!
「おろしそば」を注文します。
ふと見ると、センスのいい器たちが並んでいます。
注文に応じて選ばれる、お猪口ととっくり。組み合わせは女将さんの一瞬の判断で決められていそうです。
その間、他のお客様のオーダーが目の前を通り過ぎて行きます。
日替わり昼膳は絶対お値打ち!
盛りだくさんの天ぷらに、ゆかりご飯。ここにそばが載ったら大満足間違いなしです!
あ~!鍋焼きうどんのこの鍋の大きさといったら!しかもいい雰囲気の器!
中身が見たいです笑
実は昨日の晩、稲おかさんの店主も一緒に飲んでいたのですが、その時の会話の中で
「そろそろメニューを切り替えようと思っているのですが鍋焼きうどんが人気で外そうにも外せないんです」
そんな記憶が甦ります。
その言葉通り、並ぶ鍋焼きうどんの数・・
さすがに注文したお客様のもとへは覗きに行けませんでしたが笑
そんな一人で興奮しているライターの注文した「おろしそば」の到着!
紫の辛み大根と蕎麦の芽のスプラウト
ぶっかけタイプのそばですが、ちゃんとお猪口も付いてきます。
しっかり切りそろえられ、角が立って良い蕎麦です!見ただけで美味しそうなのがわかります!
まずは蕎麦だけで味わい、続いてお猪口に少し汁を入れ味見。
今日のそばは信濃一号。高級ブランドの一つです。食味も香りもいいですね~!
さっきまでのお腹の調子はどこへやら笑
ぶっかけにしたり、お猪口で食べたりあっというまに完食です!
いやあ、良い蕎麦でした。
開店2年目ながらもこれだけ人気を博すのは納得できます。
あ、忘れてはいけないのがもう一つ。
この日いつものパートさんが来られずに女将が一人でお店を切り盛りされていました。
接客から配膳・準備、お会計から挨拶まで。
絶え間ないお客様を笑顔で迎え、全てを滞りなく一人でこなしている様子は職人の域です。尊敬せざるを得ません。
これなら店主の稲岡さんも安心して美味しい料理を作る事に専念できるのだろうと思いました。
この蕎麦食いの街足利で開店から2年という短い間に多くのお客様から「推し麺」とされる稲おかさん。
夫婦二人三脚でこれからも益々繁盛すること請け合いです!
足利市 蕎麦切り 稲おか
稲おかさんのTwitter
https://twitter.com/takeshiinaoka
この記事を書いた人
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埼玉県川越市の郊外で両親が創業した蕎麦屋を営んでいます。
料理人の気持ちのこもったお店や料理を探す、食べ歩きが大好きです。
ヒトサラのページ
http://hitosara.com/0002100566/
Facebookのページ
https://www.facebook.com/kawagoe.soba/?ref=bookmarks
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- 組合・議事録2019.06.27保護中: 令和元年6月21日(金) 第1回全体会議
- 組合・議事録2019.04.30保護中: 平成31年4月26日全体会議
- 組合・議事録2019.03.28保護中: 平成31年3月22日(金)全体会議